あなたの愛犬が『〇〇病です』と言われたら、病気の種類によっては目の前が真っ暗になったり、どうすればいいか悩んだり、慌ててしまったりしますよね?
この記事では、愛犬の病気がわかった時に取るべき最初のステップから、内科/外科疾患別の一般的な対処法を、初心者の方でもわかりやすく解説します。
病気に対する不安を減らし、愛犬と共に健やかな生活を送るためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。
まずは冷静に!
愛犬の病気がわかったら取るべき最初のステップ
愛犬が病気と診断されたとき、まずは
飼い主であるあなたが冷静になることが何よりも大切です。
慌てずに、以下のステップを踏んで対処しましょう。
病気の詳細を理解する
診断された病気について、獣医師から詳しい説明を受けることが重要です。
病気の原因、症状、治療法、予後などを理解することで、適切な対応ができるようになります。
動揺することも多いでしょうから、自身でメモを取ったり、説明を紙に書いてもらいましょう。
わからなければ何度でも聞き直してください。われわれ獣医師は何度も説明することをいといません。むしろしっかりと理解して欲しいと思っております。
後日、質問リストを用意して聞いていただくと、より効果的に情報を得られるかもしれませんね。
獣医師とのコミュニケーション
疑問や不安な点は遠慮せずに獣医師に質問しましょう。治療計画や今後の方針について詳しく話し合い、信頼関係を築くことが重要です。
現実的な部分として、想定される費用に関しても、躊躇せずに聞いてください。
定期的なフォローアップや連絡方法についても確認しておくと安心ですね。
家族や友人のサポートを受ける
愛犬の病気に対して一人で抱え込まず、家族や友人に相談するのも一考です。サポートを受けることで、心の負担が軽減されるかもしれません。
ただし、相談相手は慎重に。
専門的な知識を持ち合わせていない方からの情報や助言を鵜吞みにしないこと。
よくあるトラブルの原因です。
内科疾患の対処法
内科疾患をある程度細かく分類すると、
消化器系
呼吸器系
循環器系(心臓病)
腎・泌尿器系
肝疾患
内分泌・代謝性疾患
神経疾患
眼科疾患
血液疾患
皮膚・耳疾患
腫瘍など
が含まれます。細かく分類すると、とてもいっぱいありますが、ここでは詳細は割愛します。
これらの病気に対しては、以下のような対処が必要になります。
観察
普段の様子をよく観察し、元気、食欲、飲水量、排泄物などの変化に注意を払いましょう。
異常を感じたら迷わず獣医師に相談し、適切な(追加)検査を受けることも重要です。
治療計画
薬物療法(注射か飲み薬か)、食事療法(療法食・処方食)、生活管理など、複合的なアプローチが必要になることが多いです。
投薬管理
処方された薬を指示された用法・用量で投与します。
副作用の有無を観察し、異常があれば速やかに獣医師に報告します。
長期的な服薬が必要な場合には、内服薬の見直しが必要となることもあります。
継続的なモニタリング
定期的な検査や再診を通じて、病状の進行や治療の効果を確認します。
血液検査、超音波検査やレントゲン検査など、必要に応じて各種検査を行います。
症状や検査結果の変化に基づいて、治療内容を適宜調整していきます。
合併症
定期的な検査を通じて、新たな問題が発生していないか確認します。
QOL(Quality of Life;生活の質)
治療だけでなく、愛犬の生活の質を維持・向上させることはとても重要です。
可能な限りストレスを取り除き、精神的な健康にも配慮します。
緊急時の対応準備
急変時の対応方法を事前に獣医師に相談し、準備しておきます。
かかりつけ病院の休診日、夜間・早朝など診察時間外の急変時、素早く落ち着いて対応できるよう、事前に近隣の動物病院の情報を把握しておきましょう。
必要に応じて、簡単なメモを主治医の先生に書いてもらうのも良いかもしれません。
内科疾患に対しての心構え
内科疾患の対処は長期的な取り組みになることが多く、飼い主さんの忍耐と献身が求められます。
しかし、適切な管理と愛情深いケアにより、多くの犬たちが質の高い生活を送ることができます。
獣医師との密接な連携を保ちながら、愛犬の健康を守っていくことが何よりも大切ですね。
外科疾患の対処法
外科疾患は、主に手術による治療が必要となる病気や怪我を指します。
骨折などの整形外科と、皮膚や内臓に対する軟部外科に大別されます。
迅速な初期対応
外傷や急変時は、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。
出血がある場合は、清潔なタオルなどで圧迫し、応急処置を可能であれば行います。
骨折が疑われる場合は、むやみに動かさず、安静に保ちながら病院へ搬送します。
治療方針
診断結果に基づいて、手術の必要性や方法を獣医師と相談して決定します。
手術以外の選択肢(保存的治療など)がある場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較検討します。
愛犬の年齢、全身状態、予後などを考慮して、最適な治療方針を選択します。もちろん、かかる費用の見込みも考慮する必要があります。
手術後のケア
術後は、痛みの管理、感染予防、適切な栄養管理などが重要です。
手術の種類に応じて、特に整形外科疾患の術後は適切なリハビリテーションプランを立てます。
長期的なフォローアップ
定期的な再診や検査を通じて、回復の進行状況を確認します。
再発や合併症のリスクに注意し、早期発見・早期対応に努めます。
外科疾患に対しての心構え
外科疾患の対処は、時に緊急性が高く、また長期的なケアが必要となることがあります。常に愛犬の状態に注意を払い、異常を感じたら迷わず獣医師に相談することが大切です。
よくある質問
病気に関する疑問や不安は多いものです。ここでは、よくある質問とその答えを紹介します。
病気が治らない場合
慢性腎臓病など本質的に完治が見込めない病気や、悪性腫瘍の末期などにおいて、残念ながら医療の限界に直面するケースは少なからず存在します。
しかし、病気が治らない場合でも、生活の質を向上させる方法はあるはずです。獣医師とよく相談し、適切なケアプランを立ててみてください。
セカンドオピニオン
セカンドオピニオンを求めることは当然の権利です。
医療設備の整った施設での検査や、専門医の獣医師の意見を聞くことで、新たな治療方法やアプローチが見つかるかもしれません。ただし、セカンドオピニオンを求める際は、現在の担当獣医師にも伝えておくことが望ましいと考えます。
病気に対する心構え
愛犬の病気に対してできる限りポジティブな心構えを持つことも大切です。
家族全員で協力し、愛犬をサポートしてみてください。飼い主さんのポジティブな気持ちは愛犬に確実に伝わる、と考えます。病気と向き合う中で、愛犬との絆がさらに深まることもあります。
一日一日を大切に過ごしてみてください。
まとめ
この記事では、愛犬が病気と診断されたときに取るべきステップや内科疾患と外科疾患の基本的な対処法について解説しました。
この記事があなたと愛犬にとって、参考になれば幸いです。
あなたの愛犬が健やかに過ごせることを願っています。
もし具体的なお悩みがあれば、コメントまたはエックス(X;旧Twitter https://twitter.com/souhei1219)にてDMくださいませ。
それでは良い1日を!