はじめに
愛するペットが発作を起こす様子は、私たち飼い主にとって非常に心配な瞬間です。
しかし、この記事を読むことで、そんな時に何をすべきか、そしてどのように冷静を保ちながら最善を尽くせるかをご理解いただけると思います。
- 発作とは?
ペットが突然ぐったりと倒れ、意識を失い、体が痙攣を始めたら、それは発作かもしれません。
これは恐ろしい光景に見えるかもしれませんが、多くの場合、発作自体はペットにとって苦痛を伴わないものです。
- 発作のタイプ
全般発作:手足が伸び、頭はのけ反り、よだれが出て、場合によっては失禁します。体全体が痙攣し、意識は失っています。
焦点(部分)発作:顔や足など体の一部だけに影響する発作で、意識は保たれることが多いです。うまく体の制御ができない状態です。
- 発作が起きたら、まず深呼吸をして落ち着きましょう
実は、座薬を入れる以外に発作をご自宅で止めるすべはありません。
例え、抱っこしたり、撫でたり、声をかけても発作が止まるわけではありません。
止まるときは自然に止まるのです。ただし、中には自然に止まってくれない場合もあるので要注意です。
- ペットの周りの危険な物を取り除き、怪我をしないようにしましょう
・よだれや舌で窒息しないよう観察してください。
・噛まれないように気を付けてください。
・体全体でバタバタしているときは、頭や目がぶつからないよう対処してください。
- 発作は通常1~2分で落ち着くことが多いですが、5分以上続く場合は獣医師に連絡してください
すぐに病院へ行けるよう、心の準備と物理的な準備をしましょう。
診察券、現金またはカード、普段服用している薬や今までの血液検査の結果などあればより良いです。
- 発作が収まったら、ペットを静かに病院に連れて行きましょう
大きなけいれん発作が収まった後、30分から1時間程度の興奮状態が持続することが多いです。
無意識に吠えたり、室内を徘徊するケースや、遊泳運動と言って横たわったまま手足が泳いでいるように動きつづけるケースもあります。
発作が収まったら絶対にすぐに病院へ連れて行かないといけないわけではありませんが
(短期間で複数発作が起きている場合はできるだけ連れて行ったほうが良いでしょう)、
可能な限り早期に主治医の先生へ相談をしてください(これは確実にしておくことを推奨します!)
- 獣医師には発作の様子を可能な限り詳しく伝えてください
ただし、初めての時は動揺してあまり覚えていなくても仕方ありません。
今後の方針について相談しましょう。
例えば、頭のMRI検査を検討するのか、内服薬を開始するかどうかなど。
- 発作の記録
発作は1度起こると、今後繰り返し起こる可能性が高いです。
心の準備をしておきましょう。
2回目以降も発作が起きてしまったのであれば、発作の間隔や症状や時間などをメモしておくと良いでしょう。
- 動画の撮影
獣医師の診断に役立つため、発作が起きたときの動画を撮ることができれば撮りましょう。
携帯でも十分です!ただし、ペットの安全が最優先です。
ドタバタして頭や目をぶつけて二次災害が起こらないように介助することを優先してください。
以下の点に注意して撮影しましょう。
・顔のアップと全体像が写るように撮影してください。
・細かな様子を観察し、泡で口の中が満たされて呼吸困難になっていないか、舌を噛んでいないか見てください。
- 発作の頻度
発作の頻度によって、以下のように分類されます。
単発発作: 一度の発作が終息すると、その後はしばらく発作が起きない状態を指します。
群発発作: 短期間(数十分・数時間・1日・数日)の中で複数回発作が起こる状態を指します。
発作が次の発作を誘発する場合があります。
重積発作: 1回の発作が収まらないまま、次の発作が続く状態を指します。
この状態は非常に危険です。体温が上昇して、内部的に熱中症となっていることも多くあります。
- 飼い主様としてできること
発作は突然起こるものですが、落ち着いて行動することがペットを助ける最初の一歩です。
知識を深めましょう。
インターネットには色々な情報がありますが必要な情報を取捨選択してください。
不安な時は、納得するまで主治医の先生へ聞いてください。
それでも不安であれば、わたしまでご相談ください。
おわりに
あなたの愛するペットの発作は不安を感じる瞬間ですが、
このガイドがあなたの不安を少しでも和らげ、適切な対応ができるようになる手助けとなれば幸いです。
覚えておいてください、あなたは決して一人ではありません。
ほぼ同じ内容ですが、関連記事(犬のてんかん発作について 〜まずは落ち着いて〜)もご参照ください!
以上、参考になれば幸いです。
それでは良い一日を!